2017年02月11日(Sat)

ハードオフお買い物日記 OTTO レコードプレイヤー TP-600S編

全ての写真は画像クリックで1280サイズに拡大されます。
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OTTOの製品も滅多に見なくなりましたが、今回はちょっと良さそうなベルトドライブのプレイヤーが入荷していたので確保しました。電源コードの印字を見ると1973年の製品のようです。当時の定価は不明ですが、見た目と年代からして5万円ということはないでしょうけど3万円代の半ばという所でしょうか。もしかすると2万円台?でも結構しっかり作ってありますね。調べたら25,800円ですね、でもその割には安っぽさが感じられません。幅456mm、奥行380mm、高さ167mm、重量は約7.5kgです。

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値札には「音出ましたが回転不良です」と書かれています。ベルトの緩みかも知れないと思ってターンテーブルシートをめくってみましたが、目で見た感じではベルトは緩んでおらず状態は良さそうです。価格は税込み1,620円、ちょっと微妙な価格です。

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帰宅後にチェックしてみると回転数の切り替えが上手く行かないようです。具体的には45回転から33回転に切り替える際にベルトが所定の位置に来ないために回転が不安定になるようです。また全体的に回転数が遅く、33回転が31.7〜31.8回転、45回転が43〜43.1回転というように5%程度遅いようですが、数値から考えて電源周波数によるものではなさそうです。今は便利な時代になったもので、スマートフォンで回転数を測定するアプリがあるのでそれを使用しました。

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そこでとりあえず中央のスピンドルの受けを確認しましたが汚れもなく固着している様子もありません。モーターの分解清掃も考えましたが面倒くさいのでパス、ヒューズの近くに付いているコンデンサの確認も後回しにして、プーリーを太くしてみることにしました。

プーリーを太くするに際してはダイソーのアルミテープを使いました。7ミリ幅に切り出したアルミテープをプーリーに少しずつ巻いて様子を見るのですが、この巻き加減が結構シビアで、数ミリ違うだけで回転数が大きく違ってきます。色々試したところ2.5センチだとちょっと遅く、3センチだとちょっと速くなるようだったので、その中間値で微調整を繰り返しました。その結果33.3〜33.4回転、44.8〜44.9回転という数値が得られました。

本当はプーリーを取り外してテープを巻きたかったのですが、止めネジが固着していて外れないのでこのままの状態で巻きました。そのためアップで見ると巻きムラが見られますが、聴感上では回転ムラは感じられないようです。

また回転数切り替えレバーの先端の「コ」の字の部分が若干開き気味になっていたので狭めてやったところ、当初よりは回転数の切り替えがスムースになりました。
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プラッターの直径は実測値で約297mm、重量は約895gでした。
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ベルトが掛かる部分の直径は約209mmです。
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ベルトは幅が約4mm、厚みが約0.5mm、純正品かどうかは分かりません。見たり触ったりした感じでは緩んでいるようには思えませんが、交換してみる価値はあるかも知れませんね。
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オートリターン、オートストップ、それにリジェクト機能が付いていますから一応オート機ということになるのだと思いますが、リフターが付いていないので一時停止ができないので不便です。
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45回転アダプターにもSANYOの刻印がありますのでオリジナルでしょうか。
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ネット上にも殆ど情報のないこの製品を何故買ったかというと、テクニクスのEPC-270Cというカートリッジが付いていたからです。かなり以前にハードオフで買った楕円の純正交換針を持っているために購入を決断したのですが、正直プレイヤー本体は使えなくてもカートリッジさえ使えれば元が取れそうだと思いました。購入時には丸針が付いていましたが、カンチレバーが曲がっていたので直そうとして失敗してダメにしてしまいました。

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回転数切り替えスイッチは超シンプルです。OTTOのマークは今で言えば絵文字みたいな感じですね。
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CECという表記が見られますからOEMなのかも知れませんね。
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カバーの留め金の先端が開いているので不思議に感じていたのですが、ストッパーも兼ねるためにこういう形になっているのでしょうね。最初は前のオーナーが何らかの理由があってこのような形にしたのかと思って、ハンマーで叩いて直そうとしたのですが、途中で気付いて元に戻しました。
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アース線はありませんでした。
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4チャンネルプレイヤー、オーディオ全盛期の証ですね。OTTOのマークは絵文字というより顔文字に近い感じですね。
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全体的なコンディションですが、キャビネットに一箇所アタリによると思われる凹みがある以外は非常に良いコンディションです。ただ残念なことにアクリルカバーに二箇所、比較的広範囲に亘ってサンドペーパーでこすったような跡が見られます。想像ですがステッカーか何かが貼ってあったものを剥がした跡を消そうとしたのではないでしょうか。コンパウンドで磨いたら少しはきれいになりましたが、もう少し頑張ってみようかと思います。

動作に関してですが回転数の切り替えが上手く行かない点は解消したようです。回転ムラも感じられずに安定していますし、アームの動きも多少のぎこちなさは感じられるものの特に問題ないようです。ただアームの降下がもう少し緩やかだとなお良いのですが、年式とグレードを考えれば仕方ないのかも知れません。

EPC-270Cに楕円のEPS-270EDを取り付けた音質は野太く安定した音という印象を持ちました。高域の切れ込みはさほど感じられず、どちらかと言えば耳障りでない優しい音という印象を持ちました。また低音が結構引き締まっているので、松田聖子の「白いパラソル」や「渚のバルコニー」のバスドラの音がとても心地よく感じられます。

今回このTP-600Sを購入してみての感想ですが、DP-3000のように往年の名機でもなく検索しても出てこないようなマイナーな機種ではありますが、意外とマトモに使えるというか、普通に使うにはこれで十分という印象を持ちました。もちろん名機と呼ばれる高級機も良いですが、こういった名もなき?逸品を見つけ出して手入れして使うのもジャンク漁りの醍醐味のような気がします。

OTTO TP-600S 2017年2月9日(木)ハードオフ村上店で購入
ジャンク品(音出ましたが回転不良です)税込み1,620円

DP-3000と並べてセッティング、堂々としたものです。
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Lo-DのMT-23を付けて試聴中、明るく元気な音ですね。ていうかOTTOのプレイヤーにLo-Dのカートリッジを付けたの見た時点でイッちゃいそうです。
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posted by 安良町経由村上行き at 23:00 | Comment(0) | ハードオフお買い物日記
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